【本】「生きてさえいれば」(作者:小坂流加)を読んで

読書

あらすじ

生きていれば。恋だって始められる。生きてさえいれば…。

大好きな叔母が宛名も書かず大切に手元に置いている手紙を見つけた甥の男の子。病室を出られない叔母に代わり、ひとり届けることで叔母の青春の日々を知る。時間軸が二つあり、現在の病室に始まり、過去(七年前)のエピソードが手紙の受け取り人の視点で語られる。最後に現在に戻ってオチがつく。

感想

悪意と悪意のミルフィーユ
誰かに「こうあってほしい」
と押し付けられ、歪められた
二人の話
ぜんぜんハッピーエンドじゃない!

「余命十年」の作者が亡くなった後にパソコンの中から発見されたデータを、遺作として本にまとめた本作品。
出てくる人物の執着がすごい。押し付けがすごい。本を読んでいるのに、息が苦しくなる。特にある一人の人物の行動はホラー地味ている。読後の爽快感はほぼない。

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