あらすじ
本書では、古代ギリシアで自然科学や化学は、どのようにして生まれたのかを紹介しながら、化学の基本的な考え方や原子論、元素、周期表などがどのように生み出されてきたのかを、さまざまな天才化学者たちのエピソードとともに描いている。 また、化学の成果がどのように私たちの歴史に影響を与えてきたのか、その光と闇をふくめて紹介している。
(本文「はじめに」より抜粋)
感想
世界史は化学でできている。
そして人類は満ち足りるということを知らない。
全18章からなる化学からみた世界史。
そこそこ分厚い本なので、気になった章から読むのもアリかと思う。化学という視点を主軸にしているので、空白というか下積みの時代がそれなりに長くある。そこをふまえて尚、「世界史」と銘打ってあるのが小気味いい。読書感想文とかであんまり本読むのが得意じゃない人におすすめしたい。挿し絵がシンプルで味わいがある。ブタさん、かわいい。「宝石の国」が好きな人は第8章がおすすめ。FGOが好きな人は第1章。そんな感じに自分の推しから化学を感じとれる、まさしく化学入門書。
コメント